与える

「無償の愛」という言葉がある。

見返りを求めない。与えるだけ。

与えて、与えて、与える。

GIVE&GIVE。

でも、これは貰ってはいけないことではない。

何かをしてあげたい、しようとする時に

見返りの気持ちを抱かない。

過去を振り返って、あの時・・・なんてことも

思わない。それだけのこと。

今になって思うことは、正しい与え方が

あるということ。

「何が正しくて正しくないかは、この世には存在しないのですが)

何でもかんでもすべて与えて良いという訳ではない。

相手のことを思ったうえで、今手の中にあるモノをさしあげて良いのか

ということも大切なのだと思う。

 

昔、ある人が、「子どもには、幸せになって欲しいと願うことしか親は出来ない」と

言った。この意味が良く分かる。

小さな子どもたちには、自分の時間をGIVEする。

それは犠牲ではない。決して、先回りをしてはいけない。

つまずく時はつまずかせる。(この時代に合わせる必要もあるけれど)

 

自分で出来ることを増やしてあげる。「生きる」選択肢を増やしてあげることが

大人が子どもたちにしてあげられること。決して、お金やモノではない。

それは、大人から大人でも同じ。

1人で生きられる力を養うのはとても大切なこと。

(そのような気づきを教えてくれる役割の方々もいる)

依存や甘えに応えるのは優しさではない。

欲しいモノは自分で手に入れる。

本当の優しさは、その時に、自分で出来るように方向性を示すこと、

あえて何もしないで見守ること。

それは、与えること。